目的意識というジレンマ
『目的意識というジレンマ』
目的意識というのは、
多くの場合、不足感をベースとした必要性から、生まれている
〇〇を達成するためには、□□する必要がある
だから□□しなければならない。
なぜ〇〇を達成する必要があるのか
〇〇を達成しないと、だめだ、不幸だ、足りない
つまり、その無価値感、無力感、不足感を払拭したいわけです。
目的意識が、それらの感情と結びついているため、
目的のために、努力すれば、するほど、それらの感情を強化するのです。
目的の対象に集中するとこで、不足感などにアクセスする回路が非常に強固になっている。
何かのきっかけで、目的や、~しなければならない
という観念を刺激すれば、不足感などにアクセスしてしまう状態。
つまり、幸せになりたくて、努力するのに、
結果、不足感、無価値感、無力感の回路を
強固する。
目的意識、努力と呼ばれる行為は、その目指す所と結果が反対になるという点において、非合理的である。非合理的行為を続けることは狂気的である。
狂気とは歪んだ合理である。
演技訓練に、気合を入れて、目的意識を持って、
臨むたびに、無価値感に類する感情にアクセスする
ために、うまくいかない状態が続く。
目的意識問題は、全人格的問題である。
不安から行動するのか、情熱に従っているのか。
では、不安を持っていたら、演技はできないのかということではない。
自分が何に注意を集中するのか明確にすることが重要です。
演技訓練の段階でこれは何にフォーカスするべきか、について熟考することが
有効である。
では何にフォーカスするべき何か。
これについては別のブログにて♪
坂口剛