「なんのために」を越えていくために
「なんのために」、、、、を越えていくために
自分は何がしたいのか、何をするべきなのか、自分の使命は、才能は、
何をしている時楽しいか、
自分の行動を決定させるための要因、自分を取り巻く状況と、自分の持つ思い込み、
こうすれば、幸せになれるという信念
お金持ちになれば幸せになれる。
モテモテになれば幸せになれる
有名人になれば幸せになれる
悟れば幸せになれる。
幻想の幸せ、一時的な快楽を求めて、それを手に入れると、
最高の愛を手に入れた、最高の名誉を与えられたと思ったしても、
今度はそれを、なんとか手に入れたものを手放さすまいと執着して怯えることになる
しかし万物流転する宇宙において、失うことを恐れれば、
恐怖と喪失は避けられない
仮に、王様のような立場で、望むもの全てを手に入れたとしても
そこにあるのは虚無感ではないだろうか
大企業の社長
超有名人
偉大な芸術家
聖人君主
お金、名誉、地位、安定、愛
これでダメならば、これならどうか、それでダメならこれならどうか、
もっとたくさん、もっと大きなこと、すごいこと
そう。
自分が求めるものを、完全に得られること、
求めるというプロセスが終わることは、永遠にない
それで良いのだ。
プロセスを終わらせないために、
プロセスと一体となって行くために、
なんのために、を超えて行くために
自分が信じたものに全力をもって取り組むとき、
行為と一体となっている時、自分は消える。
なんのために、、、が消えて、
その行為のただ中に、より深く、より無になって行く。時間が消え去って行く。
そう。
人生には、困難があり、失敗があり、挑戦があり、挫折がある
人間はどこまでも、不完全で、未熟で、愚かで、浅はかで、
至らぬことばかり、、、
それで良いのだ。
過去の全て、未来の全て、宇宙に存在する、多次元、多面的に存在する宇宙に
全てのプロセスがお互いにつながりあって、存在している。
意識、エネルギー、空気、血、お金、仕事、
あらゆる善意、全ての悪意、様々な誤解、多くの後悔、豊かな感情、溢れ出る愛、
私たちは子宮から墓まで、
全てが繋がりあった、無限のプロセス。
なんのために演技をやるのか
お金のためでも、愛されるためでもない
現実逃避のためでもない
評価のためでもない
評価を求めない自分になるためでもない
「なんのために」、、を超えて行くために。